デイサービスの種類を紹介

看護師が働く施設の種類

看護師が働く施設の種類

大きく5つに分けられる

デイサービスと一口に言っても、その種類は様々です。看護師の配置についてあらかじめ義務付けられているところもあれば、そうではないところもあります。施設によって特化しているサービスが異なり、看護師に求められる能力も異なります。デイサービスごとに異なる特徴を理解しておきましょう。デイサービスは、「小規模デイサービス」「通常規模デイサービス」「療養型通所介護事業所」「認知症対応型通所介護事業所」「リハビリ型介護事業所」の5つに分けられます。

小規模デイサービス

小規模デイサービスはその名の通り施設の規模が小さく、利用定員が1~10人です。看護師の常時配置は義務付けられていません。少人数なためアットホームな雰囲気があり、それぞれの利用者に適切なケアを提供することが求められます。看護師の配置が義務付けられていないので、医療措置をほとんど必要としない介護度の低い利用者が多いです。

通常規模デイサービス

通常規模デイサービスの利用定員は10~50人です。看護師の配置が1人以上義務付けられています。しかし、一定の条件を満たせばサービス提供時間内すべてに看護師がいる必要はありません。介護度が高い利用者と軽度の利用者への対応を分けるところもあれば、一緒にレクリエーションを実施するところもあります。

療養型通所介護事業所

療養型通所介護事業所は介護度の高い方や重病者など看護師による観察が必要な高齢者を対象に、身体介助や機能訓練などを行うデイサービスです。この施設の特徴として、管理者が看護師でなければならない点が挙げられます。そのため、看護師は常勤・専従です。利用定員については9名以下と小規模です。なお、指定療養通所介護を実施するための専用の部屋が設置されていなければなりません。

認知症対応型通所介護事業所

認知症対応型通所介護事業所はアルツハイマー病や脳血管疾患などを患い日常生活に支障のある方を対象とした施設で、日常生活の介助や機能訓練を実施します。認知症の高齢者が可能な限り自立した生活が送れるようにサポートします。認知症の方のみを対象とした特化型のサービスのため、この施設で働く場合は認知症看護に関する知識が求められます。

リハビリ型介護事業所

リハビリ型介護事業所は要介護状態の高齢者に対して理学療法や作業療法によるリハビリを実施し、日常生活に必要な能力を維持・向上することを目的とした施設です。常勤の専門医師の配置が義務付けられているだけではなく、理学療法士や作業療法士、看護師などの医療従事者の人員規定が定められており、チームとして利用者へケアを提供していきます。

転職活動に入る前に

  • デイサービスへの転職に挑戦!
    求人を探す際のポイント

    デイサービスの求人を探す際のポイントはどのようなものでしょうか。まずは施設の特徴を調べたうえで、自分に本当に合うかどうかを判断しましょう。転職サイトを使って効率的に求人を探し、ブラック施設に応募しないように注意してください。

  • 仕事について詳しく紹介
    このようなスキルが求められる

    デイサービスで働く看護師に求められるのはどのようなスキルでしょうか。予期せぬ事態が起きたときでも冷静に対処するスキルや、高齢者と上手にコミュニケーションをとるスキルが求められます。また、接遇スキルなども必要です。

  • 看護師が活躍するデイサービスとは?
    施設の概要について

    まずは、デイサービスがどのような施設なのかを理解しましょう。デイサービスは、要介護状態となった高齢者が可能な限り自立した生活を送れるようにサポートし、利用者の家族の介護負担を減らすことを目的とした介護施設です。