デイサービスに向いている看護師とは

働ける時間に制限がある

デイサービスは夜勤や残業ができない人、例えば家庭を持っている人に向いています。デイサービスは営業時間があらかじめ定められており、利用者を決まった時間に送迎するので規則正しい時間で働くことができます。仕事内容で言えば、これまでにリーダー的なポジションを経験したことがある看護師は向いています。医療分野の責任者として様々な指示や判断を求められることがあるためです。また、ブランクのある看護師にもおすすめです。医療行為が少ないので、看護師としてブランクがあり医療現場で働くのは不安だという人でも問題なく働き始めることができます。

連携が得意

また、デイサービスは介護サービスの提供が主な目的となる施設なので、現場の中心で動いているのはケアマネジャーや介護職員です。施設の規模によっては配置される看護師が自分1人だけという可能性もあります。看護業務を行う機会は限られるので、それ以外の時間は施設の一職員として介護サービス提供のサポートをしていきます。そのため、多職種連携が得意な看護師に向いています。

高齢者と前向きに接する

デイサービスでは、利用者と接する時間が長いです。病院勤務で患者と接するよりも多くの時間、利用者とコミュニケーションをとることになるでしょう。そのため、円滑にサービスを提供するためのコミュニケーションスキルが求められます。普段から人と接するのが好きで、会話が好きな人に向いています。加えて利用者は高齢者なので、高齢者との触れ合いに抵抗がない人が向いています。
また、デイサービスの看護師に求められるのは、利用者の小さな変化にも気付ける能力です。そのため、観察力や洞察力が優れている人が向いています。医師が常駐していないところが多いので、看護師がその現場における唯一の医療スタッフになることが多いです。利用者のことをよく観察して業務に取り組んでいかなければならないので、細かい変化にもすぐ気付くことのできる目線を持った人が向いています。
さらに、バイタルチェックや服薬管理などの看護業務はそこまで体力を必要としませんが、入浴介助や排せつ介助をサポートすることがあるので、そういった業務に抵抗のない人が向いています。レクリエーションの際は介護職員や利用者と一緒に参加することもあるので、そういったときに元気よく前向きに取り組める人が歓迎されるでしょう。安全にレクリエーションができるようにサポートしつつ、一緒に楽しむ姿勢が大切です。